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猫の飼い方を何も知らなかった後悔|無知ゆえに何匹もの命を縮めた女性の懺悔

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私のいちばん深い後悔は、ぜんぶ、猫に関わることです。

これは懺悔かもしれません。

無知だった私のせいで、何匹もの猫を、本来の寿命よりずっと早く逝かせてしまった。猫を愛していたつもりで、その愛し方を、私は何も知らなかったのです。

これは、そんな私の話です。

📌 体験者プロフィール

年代・性別:50代以上・女性(体験は子供時代から40代まで)

関連カテゴリ:その他(ペットの後悔)

体験形態:実体験ベース

関連領域:複数の猫の飼育・看取り(無知ゆえの後悔)

※プライバシー保護のため、個人が特定されない範囲で仮名化・一部詳細を変更しています。

おじいさん猫を、正義感で怒った日

私が初めて猫と出会ったのは、小学生の頃でした。なぜか一匹の野良猫が、家の近所に住みつくようになったんです。たぶん、もう高齢の猫。おじいさんでした。

このおじいさん猫が、とにかく人になつく子で。どんな人間にもすり寄っていって、不思議と他の猫たちからも好かれていました。気づけば、その猫のまわりにどんどん別の猫が集まってくる。猫の輪の真ん中に、いつもそのおじいさん猫がいたんです。

ある日、そのおじいさん猫が、鳥を食べていたことがありました。

猫の習性なんて何も知らない子供だった私は、ものすごい剣幕でその猫を怒りました。かわいそうに、どうして、と。今思えば、それは猫にとって当たり前のことだったのに。

それでもそのおじいさん猫は、怒った私を、それでも慕ってくれました。

無知な子供が、正義感ぶって。本当に、今思えばなんて馬鹿な子供だったんだろうと思います。あの頃の私は、自分が「正しいこと」をしているとすら思っていたのだから。

窓から落ちて、下半身が動かなくなった最初の猫

そのうち、おじいさん猫の取り巻きだった一匹の女の子猫が、子猫を二匹産みました。私はそのうち、大きくて元気そうな男の子のほうをいただいて、我が家で初めて猫を飼うことになったんです。

でも、その子を迎えて、まもなくのことでした。

家族が友達と遊んでいて、一階の窓から、誤ってその子猫を落としてしまったんです。

その直後から、その子は、腰から下がふにゃふにゃになって、後ろ足が使えなくなってしまいました。

うちは当時から貧乏で、自家用車もなければ、病院にかけるお金もありませんでした。一度だけ病院で診てもらいましたが、治療はせず、様子見ということに。結局その子は、一生、前足だけで歩く猫になりました。かわいそうな猫生でした。

今でも思います。あの時、ちゃんとお金があって、ちゃんとした治療を受けさせてあげられていたら、と。

関連記事:失業中で動物病院に連れていけなかった後悔|30代で看取った愛猫クロちゃんとの別れの話

人間の残り物と、新聞紙だけのトイレ

そのうえ、私も家族も、猫に関する知識を本当に何も持っていませんでした。勉強もしていなかったから、猫の習性なんてまるで分かっていなかった。

食べるものは、人間の食事の残り物。いわゆる猫まんまです。トイレも、今みたいな快適なものなんてなくて、箱に新聞紙を敷いただけの粗末なもの。

その子が違う場所に粗相をすると、私はものすごく怒っていました。猫の身になんて、まったく立って考えていなかったんです。

中学生の私は、あの子をほったらかしにした

それまでは、その子とよく鬼ごっこをして遊んでいました。後ろ足はほぼ引きずるようにして走るんですけど、それでも一生懸命ついてくる。

でも私が中学生になると、外で友達と遊んだり、部活をしたり、アルバイトをしたりで、毎日忙しくなっていきました。

そうやって、あの子をほったらかしにして、愛情を注ぐことを、私は怠っていったんです。

もちろん、きちんとした健康のケアなんて何もしていません。そのせいなのか、あの子は猫の平均寿命よりも、かなり早くに天に召されました。

去勢をしなかった、甘えん坊の茶トラ

次に我が家にやってきたのは、母が突然どこからかもらってきた、茶トラの男の子でした。

その子はやんちゃで、甘えん坊で。私が違う部屋にこもっただけで、扉の前で、この世の終わりかと思うくらいにニャーニャー鳴く子でした。

でも、一年ほどしてからのことです。その子が突然外に出ていって、朝まで帰ってこない日がありました。帰ってきたと思ったら、また出ていく。そしてついに、家に帰ってこなくなってしまったんです。

その時もまだ、私は無知でした。猫に発情期があるということを、まったく考えていなかった。たぶん発情期になって、女の子の猫を探しに、外を歩き回っていたんだと思います。

必死で探し回りましたが、結局見つからず、その後の消息はわかりません。

家の中で飼うつもりだったなら、ちゃんと去勢をしてあげるべきでした。

寒い十一月の夜、大声で鳴いていた子猫

それから次に来た猫は、たぶん捨てられたであろう子猫でした。

寒い十一月のことです。外で、近所中に響き渡るような大きな声で、ニャーニャー鳴いている子がいました。私と母が外に出たら、その子は一目散に、私たちのほうへ走り寄ってきたんです。

もちろん、その子は家の子になりました。

声を失っていた、二匹目の捨て猫

その二、三年後でした。また寒い十二月に、一匹の子猫が、うちに通っていた野良猫に連れられて、玄関先にやってきたんです。

とても小さくて、顔は目やにでぐちゃぐちゃ。固まった鼻水が鼻にこびりついて、鼻が詰まって、ようやく呼吸をしているような状態でした。体はやせ細っていて。

その子もとても人懐っこかったので、おそらく捨て猫だろうと判断しました。ご飯をあげると、ものすごい勢いで食べたんです。それを見て、この子は大丈夫だ、と思いました。

でも、喉をやられていたのか、その子は、一生、声が出ませんでした。

二匹そろっての、にぎやかな暮らし

そこからは、二匹の女の子猫たちとの共同生活が始まりました。

外に散歩に出るときも、どこかに出かけるときも、二匹そろって、私や母の後をくっついてくるくらいなついてくれて。にぎやかで、温かくて、本当に楽しい毎日でした。

以前の教訓もあったので、今度はちゃんと避妊手術をしました。あの茶トラの子の時の後悔があったから、それだけは、と。

放し飼いのリスクを、私は甘く見ていた

でも、その時もまだ、私は無知でした。外で放し飼いにすることのリスクを、何も考えていなかったんです。

ある日、お姉さん猫がご飯も食べず、元気がなくなっていた時がありました。どうやら舌に何か異変があったらしくて。近所の、除草剤を撒いた草を食べてしまったんだろう、と推測されました。

なんとか普通の状態に戻ってはくれましたが、車の事故や、猫エイズや、そういった危険もあるんだということを、もっとちゃんと考えて生活するべきだったんです。

それに、近所の家に勝手に上がり込んだり、花壇に排尿や排便をしてしまったりという苦情もいただいていました。でも、一度外の楽しさを知ってしまうと、猫を室内だけで過ごさせるのは、なかなかできないことなんですよね。

糖尿病の姉猫を、私はほったらかしにした

そうこうしているうちに、お姉さん猫が、糖尿病のような症状を見せ始めました。

でも私は、病院に連れて行きませんでした。

なぜか、ほっといていたんです。その時、私は違うことに夢中になっていて、猫の健康状態に、心を注ぐことをしていませんでした。

手遅れだった、妹猫の心不全

妹猫のほうは、ある時から呼吸が苦しそうになっていました。病院に連れて行くと、胸に水が溜まっている、ということで、すぐに治療が始まりました。

お医者さんが言うには、もともと心臓に持病があった子なのではないか、と。

でも、気づいた時にはもう手遅れで。すでに心不全を起こしていて、残された余命も、もうわずかな状態でした。

その子は、間もなくして天に召されました。

旅行中の大雨の日に、姉猫も逝った

そしてその一年後、お姉さん猫も、妹猫の後を追うように天に召されました。

しかも、あの子が亡くなった時、私は——自分の遊びのために、旅行中だったんです。

その日は、ものすごい大雨でした。母から、お姉さん猫が息を引き取ったと連絡がありました。

なぜ、もっと早くに手を打たなかったのか。なぜ、定期的に健康診断に連れて行って、早く治療を受けさせてあげなかったのか。そして、なぜ、普段食べさせるものに、もっと気をつけてあげなかったのか。

無知であることは、愛と正反対だった

猫が好きなら、猫の習性を、ちゃんと知識として身につけておくべきでした。そうすれば、こんなに早くに、何匹もの猫を逝かせずにすんだのに。

普段の食べ物だって、何も気にせず、人間が食べる塩分過多・糖分過多のものを、たくさん与えていました。一度その味を覚えると、猫はそればかり欲しがるようになる。それすら、私は知らなかった。

猫には嫌いな香りもあるのに、それも知らずに、平気でお香を焚いたりもしていました。

無知であるということは、愛と正反対なんだと、今、後悔しています。

私はもともと、一つのことに夢中になると、他のことが見えなくなる性質です。だからもう二度と、同じ間違いはしないように。大切な家族や、猫を、ちゃんと大切にできるように。今は全身全霊をかけて、心を注ごうと、自分に誓っています。

大切なものを、ちゃんと大切にできるように。毎日、心を引き締めて過ごしています。

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編集部より

ペットを家族として迎えるとき、その習性や健康管理を最初から十分に知っている人はそう多くありません。とくにひと昔前は、室内飼いや動物病院の利用が今ほど一般的ではなく、「飼い方を学ぶ」という発想そのものが薄かった面もあります。食事・去勢避妊・健康診断といった基本も、当時は情報が身近にありませんでした。それでも、あとから「もっとできたはずだ」と悔やめるのは、その子を本当に大切に思っていた証でもあります。後悔の深さは、注いだ愛情の深さの裏返しでもあるのです。

困った時の選択肢

【次の子の体調の変化を、見逃したくない方へ】
食欲やトイレの様子は、不調のいちばん早いサインです。猫のトイレ(排泄)の状態を自動で記録し、体調トラブルの早期発見を助けてくれる見守りデバイスです。気づきにくい毎日の変化に、早く向き合うきっかけになります。
Catlog Board(猫の体調を見守るデバイス)

そのほか、状況に合わせて選べる窓口もまとめておきます。

・うまく守れなかった後悔を、一人で抱えず話したい
 → オンラインカウンセリング cotree

・自分を責めすぎてしまう気持ちを、少しずつ整理したい
 → 心のAIパートナー【Awarefy】(自己理解・セルフケアアプリ)

公的な窓口としては、つらい気持ちを無料で相談できる「よりそいホットライン」(0120-279-338)が、ペットとの別れの悲しみにも対応しています。

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