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お金に困らないのに満たされない結婚生活の後悔|気前のよさで選んだ夫が話を聞かない40代女性

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お金には、困っていない。夫はきちんと働いていて、毎週末どこかへ連れて行ってくれる。記念日も誕生日も忘れず祝ってくれる。傍から見たら、何の不満があるのと言われそうな暮らしだと思う。それなのに、私も子供も、毎週末がどこか苦しい。

これは、気前のよさに惹かれて夫を選んだ私が、十数年経った今もまだ答えを出せずにいる、結婚への後悔の話です。

📌 体験者プロフィール

年代・性別:40代女性

関連カテゴリ:結婚・離婚(価値観の違い・現在進行形)

体験形態:実体験ベース

婚姻状況:結婚継続中・子どもあり

※プライバシー保護のため、個人が特定されない範囲で仮名化・一部詳細を変更しています。

婚活に疲れていた、あの頃

夫とは、人からの紹介で出会いました。それまで長い間、婚活をしていたんです。なかなか実らなくて、正直、恋愛にも婚活にも疲れていました。

婚活をしていると、本当にいろいろな人に出会います。たった一度きりのお茶なのに、きっちり割り勘の人。待ち合わせ場所に行ってみたら、デートがファミレスやファーストフードだった人。何度もデートを重ねていたり、もうきちんと付き合っているなら、それでいいんです。でも、初対面に近い段階でいきなりファミレスだと、どうしても気持ちが沈んでしまう自分がいました。

最初くらいは、少しおしゃれなところでお茶をしたい。一度くらいはおごってもらいたい。そんなふうに思っていました。今思えば贅沢だったのかもしれませんが、当時の私には、その人がこちらをどう扱うかが透けて見える気がして、いちいち嫌な気分になっていたんです。

「この人なら」と思えた、気前のよさ

そんな中で出会ったのが、今の夫でした。

最初のお茶はホテルのラウンジ。連れて行ってくれるお店も、手頃で雰囲気のいいイタリアンだったり、選び方が上手な人でした。だから、最初から印象がよかったんです。

夫は尽くすタイプの人で、誕生日も記念日もきちんとお祝いしてくれました。当時の婚活では、平気で「貯金がない」と言うような人にも出会っていたので、経済的に安定していて、ちゃんと働いている彼を見て、次第に結婚も考えるようになっていきました。

家族への紹介もスムーズで、まさに順風満帆。とんとん拍子で、結婚まで進んでいきました。少なくとも、あの頃の私の目には、何もかもうまくいっているように見えていたんです。

結婚してわかった、話を聞かない人だということ

ただ、結婚してしばらくすると、ほころびが見え始めました。

夫は、とにかく話をしない人なんです。自分のことは自分で解決してくれる。それ自体はいいことなのかもしれません。でも、周りの人の話を、まったく聞かないんです。

思えば、付き合っている頃からそうだったのかもしれません。私の要望なんて全然聞かず、結局すべて自分のやりたいようにやっていた。これをしたら相手が喜ぶかも、ではなくて、これをしたら自分が楽しい。いつも自分が楽しいことが優先されていたんだと、後になって気づきました。

普通なら、夫婦の間に何か問題が起きても、会話の中から打開策が生まれてきそうなものですよね。でも、うちにはそれがないんです。話し合いができないから、不満があっても、ただ積もっていくだけ。私も子供も、気づけばみんな、流されるように生きていました。

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週末は、いつも夫が行きたい場所

夫は、週末になると食事や外出に連れて行ってくれます。それだけ聞けば、いい夫に思えるかもしれません。でも、行き先はすべて夫が行きたい場所なんです。

普通なら、相手のしてほしいことに合わせたり、たまには付き合ったりするものだと思うのですが、夫はそれをしません。だから毎週、夫が行きたいところ、夫が食べたいものに、私たちが合わせる形になります。行きたくない外出先、食べたくない食べ物。それでも「外に出られるだけありがたい」と思おうとして、毎週付き合ってきました。

そうやって我慢しているうちに、だんだん夫の高圧的な態度に疲れてくるんです。

不満がたまっているのは、たぶん夫にも薄々伝わっている。すると今度は、また別の何かで楽しませようとしてきます。でも、それもどこまでいっても自分が中心なので、私たちからすると見当違いなことばかり。結局、行きたくない場所に連れて行かれて、週末がまるごと埋まっていく。夫は満足しているのかもしれませんが、こちら側はずっと不満を抱えたままなんです。

自分のしたいことが何もできない週末は、私にとっては正直、無駄な時間に感じてしまう瞬間もあります。やりたくないことに付き合わされている子供も、かわいそうだなと思ってしまうんです。

父親なのに、ひとりで実家に帰る

結婚する前、家族思いに見えるところも、彼に惹かれた理由のひとつでした。でも、それも結局は、ただの実家好きだったんだと、だんだんわかってきました。

結婚したら家を出て、今度は自分が父親になる立場のはずなのに、夫はまだどこか子供気分が抜けないんです。自分ひとりだけで、ふらっと実家に帰ってしまう。私と子供が自宅に残されて、不満を抱えたまま別行動になる、ということが何度もありました。

最近は子供も大きくなってきて、子供だけで出かけるようになりました。それはそれで成長なのですが、このままだと家族そろって出かけることが、どんどん減っていく気がしています。

夫は、自分の時間をとても大切にする人です。働いていれば自分の時間なんてなかなか持てないので、その気持ち自体はわかるんです。でも、夫はもう父親であって、子供ではないんですよね。それを受け入れている夫の実家も含めて、いつまでも独身の頃の気分が抜けないままなんだと思います。

お金には困らない。それでも満たされない

幸い、お金にはほとんど苦労していません。夫の給料だけで、家族はちゃんと回っていきます。

でも、話し合いの時間そのものを無駄だと感じている夫には、もう話す余地がないんです。お金があれば生活はできるので、今のところはこのまま暮らしていく予定でいます。ただ、いつか誰かの不満が漏れて、うまく回らなくなる日が来るような気が、ずっとしているんです。

お金に不自由していなければ、それでいいのかもしれない。そのお金で、私が別に楽しいことを見つければいいのかもしれない。そう自分に言い聞かせることもあります。でも、誰かと一緒に、自分のやりたいことを楽しむ。そういうことだけは、この人とはできそうもないなと思ってしまうんです。

共同生活って、本来は譲り合いだと思うんです。よく言えば亭主関白なのかもしれませんが、一緒に住んでいる家族は、ずっと抑圧されたまま。たぶん夫は、一緒に暮らしている家族が苦しんでいることに、気づいてすらいないんだと思います。価値観があまりに違いすぎると、人は相手のことを理解できなくなる。それを、結婚してから思い知りました。

このままズルズルいってしまうのか、それとも誰かが気づいて何かを変えていくのか。正直、答えは今も出ていません。ただ、変わる頃には、家族はもうバラバラになっているような気もしています。子供はこれからどんどん手が離れていきます。だからこそ、私自身の将来も、そろそろもっと真剣に考えなきゃいけないなと、最近よく思うんです。

関連記事:3度の再婚家庭で育った男性が結婚式で味わった後悔|冷めた夫婦関係に今思うこと

編集部より

婚活の場でいちばん早く見えるのは「気前のよさ」や「経済力」のような分かりやすい指標です。けれど、相手がこちらの話を聞くか、譲り合えるか、休日の過ごし方をすり合わせられるか——暮らしを共にして初めて効いてくる部分は、選ぶ段階ではほとんど見えません。選ぶときに見えるものと、暮らして効いてくるものがずれている。決定的な事件のない価値観のすれ違いは、離婚という形を取らないぶん人に相談しにくく、長く抱え込まれやすいのかもしれません。

困った時の選択肢

【このままでいいのか、誰にも言えずにいるという方へ】
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そして、気前のよさや条件で選ぶ前に、相手が何を大事にしていて、休日や家族との距離感をどう考えているか——そこまで確かめておけたら、と振り返る人は少なくありません。価値観を言葉にして確かめ合うきっかけになる質問カードを、付き合いのうちに使ってみる、という選び方もあります。

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