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同性の同級生に恋した10代の片思い|伝えられないまま卒業した20代女性の後悔

恋愛の後悔体験談アイキャッチ|人生の後悔リアル図鑑 恋愛の後悔
この記事は約10分で読めます。

私は高校時代、同性のクラスメイトを好きになった。

その気持ちを誰にも言えないまま、私たちは別々の高校に進み、その後一度も連絡を取らないまま関係は静かに途切れた。

20代になった今、恋愛から離れて生きる私が、あの頃の片思いを振り返る話です。

📌 体験者プロフィール

年代・性別:20代女性

関連カテゴリ:恋愛の後悔(10代体験・同性への片思い)

体験形態:実体験ベース

体験時期:高校時代(10代)

交際歴:当時告白できず・卒業後連絡途絶・現在も恋愛から離れて生活

※プライバシー保護のため、個人が特定されない範囲で仮名化・一部詳細を変更しています。

隣の席が同じになった春、その人の意外な一面に惹かれた

高校に入って、隣の席になった女の子がいました。

最初は本当に何の感情もなく、ただクラスメイトの一人として接していました。

ある日、その人の意外な一面を見たんです。何がきっかけだったのか、今となってはうまく言葉にできません。たぶん、ふとした優しさだったり、誰かに見せていない素の表情だったり、そんな些細なものだったと思います。

それまで「自分は恋愛なんて一生無縁だろう」と思っていた私の中で、何かがゆっくり動き始めた瞬間でした。

そもそも、その頃の私は「同性を好きになる」なんて発想すら持っていなかったんです。テレビでも漫画でも、恋愛は男の子と女の子のもの。それが当たり前で、自分もそうだと信じて疑っていませんでした。

だから最初は、自分の中で動き出した感情にも気づいていませんでした。

「優しい人」が「目で追ってしまう人」に変わるまで

最初の頃は、「優しい人だな」「一緒にいると楽しいな」くらいの感覚でした。

それが、気づいたら教室の中でその人を目で追うようになっていたんです。

その人が笑っていると嬉しくなる。元気がなさそうだと一日中気になってしまう。他の友達と楽しそうに話している姿を見ると、胸の奥がモヤモヤする。

別に独り占めしたいとか、そういうはっきりした気持ちではなかったと思います。ただ、なんとなく落ち着かない。何かが胸の中でひっかかる感じ。

最初は「気のせいかな?」くらいに思っていました。

でも、だんだんとその人のことを考える時間が増えていったんです。

「今日は話せるかな」

「嫌われていないかな」

「もっと一緒にいたいな」

そんなことばかり考えるようになって、ようやく気づきました。

ああ、私はこの人のことが好きなんだ、と。

これって私が彼女を好きってこと?気付くまでに時間がかかった

気づいた瞬間、嬉しさよりも先に不安が来ました。

同性を好きになるということを、自分自身がまだ受け止めきれていなかったからです。

「これって変なのかな」

「友達に知られたらどう思われるんだろう」

「気持ち悪いって思われたらどうしよう」

「もしも話してしまって関係が悪化して、友達でもいられなくなったら」

そんな考えがぐるぐる頭の中を回っていて、誰にも相談できる気がしませんでした。

今思えば、最初は「これは憧れなんじゃないかな」と自分に言い聞かせていた気がします。同性に向ける感情を、「友情」とか「尊敬」とか、別の言葉に変換して納得しようとしていた。

でも、ふとした瞬間にその人の顔が浮かんで胸が苦しくなる。それを「憧れ」と呼ぶには、あまりにも気持ちが揺れすぎていました。

「変じゃないかな」と一人で抱えた、誰にも言えない感情

高校生の頃って、女子同士で誰のことが好きとか、そういう話を本当によくするんですよね。

休み時間、放課後、お弁当の時間。誰かが好きな人の話を始めれば、自然とみんなで盛り上がる。

「あの先輩かっこいいよね」

「彼氏ほしい」

「やっぱり好きな人がいるって、毎日楽しいよね」

そんな会話を聞きながら、自分だけが違う場所に立っているような感覚になることが何度もありました。

私にも好きな人はいる。

毎日その人のことを考えている。

なのに、その「好き」を口に出すことができない。

ただ友達の話に「そうだよね」「分かるー」と相槌を打っているだけ。

正直、すごく苦しかったです。

「私には好きな人がいるよ」と言いたかった。けれど、その相手が同性だと知られたときの友達の表情を想像してしまうと、どうしても言葉が出てこなかった。

別に拒絶される確証があったわけじゃないんです。むしろ、もしかしたら受け入れてくれたかもしれない。でも「もし駄目だったら」のリスクの方が、当時の私には大きすぎたんです。

友達の異性の恋愛話に相槌を打ち続けた、苦しかった日々

それでも、その人と一緒にいられる時間は本当に幸せでした。

ちょっと話せただけで一日頑張れた。名前を呼ばれただけで嬉しくなった。授業中にふと目が合うだけで、その日一日が特別な日になった。

自分でも驚くくらい、感情が動かされていたんです。

別に特別なことをしていたわけじゃありません。

一緒に帰ったり、何気ない雑談をしたり、たまに目が合ったり。本当に些細なことばかり。

でも、その全部が私の中で大切な思い出になっていきました。

たぶん、私の高校生活で一番輝いていた時間だったと思います。少なくとも自分の感情に正直であった時間という意味では。

一緒に帰る、目が合う、それだけが宝物だった放課後

好きになればなるほど、怖くなる部分もありました。

もし気持ちを伝えてしまったら、今のこの関係が壊れてしまうかもしれない。

「ごめん、私はそういうのは無理」と言われたらどうしよう。

「友達としても見れない」と距離を置かれたら。

そう考えると、どうしても告白という選択肢が選べませんでした。

たぶん相手の人は、女子が好きになる対象は男の人だと当たり前のように思っているんだろうな、と。テレビや漫画で当然のように描かれてきた「男の子と女の子の恋愛」の中で育ってきた人なんだから。

だから言わないほうがいい。それが私の出した結論でした。

伝えないまま卒業して、自然に距離が空いていく方が、お互いのためになるはずだ、と。

関係が壊れるのが怖くて、告白できないまま終わった高校生活

そして、結局最後まで気持ちを伝えることはできませんでした。

高校が別れて、私たちはそれぞれ別の道に進みました。

最初の頃は「またそのうち連絡しようかな」と思っていました。けれど、新しい環境に慣れていくうちに連絡する機会はどんどん減って、気がついたら一度もメッセージを送らないまま、何年も経っていました。

今となっては連絡先も使えるか分からないし、もう私のことなんて忘れているかもしれません。

でも、それでよかったんじゃないかな、と今は思っています。

伝えていれば、今のように「いい思い出」として残ることもなかったかもしれない。

伝えなかったからこそ、あの時間はずっと淡くきれいなまま、私の中に残り続けている。そう思うことにしています。

20代の今、恋愛から離れて生きている私

20代になった今、私は恋愛にまったく興味がありません。

そもそも恋愛をしなくてもいいんじゃないか、と思っています。

あの片思いが終わってから、誰かを本気で好きになった記憶がほとんどないんです。あれが特別すぎたのか、それともそもそも自分は人を好きになる性質が薄いのか、自分でもよく分からない。

ただ、今こうして楽しく毎日を過ごせているので、これはこれでいいのかなと思っています。

恋愛がないと幸せになれないとよく言われますが、少なくとも今の私にとっては、恋愛の有無は幸せとそんなに関係がないみたいです。

人を好きになる感覚そのものが、もしかしたらあの高校時代に全部使い切ってしまったのかもしれません。それくらいエネルギーを注いだ片思いだった気がします。

同じように同性を好きになって悩んでいるあなたへ

今でも時々考えます。

「あの時もし伝えていたら、どうなっていたんだろう」と。

もしかしたら受け入れてくれたかもしれない。逆に距離を置かれていたかもしれない。

本当の答えは、今でも分かりません。

ただ、この経験を「後悔」だけだとは思っていないんです。

誰かを本気で好きになったこと。

相手の一言で嬉しくなったり、苦しくなったり、自分の感情が大きく動かされたこと。

あの感情は、確かに恋愛だったと今は思います。

同性を好きになることは、私自身もまだ完全には消化しきれていない部分があります。それでも、人を好きになる気持ちそのものに優劣はない、と今は感じています。

もし同じように同性を好きになって悩んでいる人がいるなら、無理に気持ちを消そうとしなくてもいい、と伝えたいです。

私は結局、伝えないまま終わらせる方を選びました。それが正解だったかはやっぱり分からないけれど、少なくとも今、後悔だけでは消化されていない時間として、自分の中に残っています。

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編集部より

同性に向ける恋愛感情は、本人が「これは恋なのだろうか」と気づくまでに時間がかかりやすいといわれます。周囲の会話が異性同士の恋愛を前提に進むなかでは、自分の気持ちを”友情”や”憧れ”と言い換えて納得しようとすることも少なくありません。さらに、打ち明けたい相手がいても「そもそも相談していい話題なのか」という段階でつまずいてしまい、誰にも言えないまま一人で抱える時間が長引きやすいのも、この種の片思いにつきまといがちな難しさです。

困った時の選択肢

【自分の気持ちを、まず自分で受け止めたい方へ】
「これは変なのかな」と感じる必要のない気持ちでも、一人で抱えていると否定したくなることがあります。自分が何を感じているのかを言葉にして、考え方のクセや気持ちを整理していく自己理解・セルフケアのアプリです。
心のAIパートナー【Awarefy】(自己理解・セルフケアアプリ)

そのほか、状況に合わせて選べる窓口もまとめておきます。

・誰にも言えない気持ちを、安心できる相手に話してみたい
 → オンラインカウンセリング cotree

公的な窓口としては、「よりそいホットライン」(0120-279-338)に、性別やセクシュアリティの悩みを受け付ける専門の相談ラインがあります。

自分の気持ちとの向き合い方や、人を好きになるということをめぐる本は、たくさんあります。気になった一冊を、まず無料で試す方法もあります。
・読んでみる
 → Kindle Unlimited(30日間無料体験)
・聴いてみる
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「あのとき伝えていたら」——出すあてのない言葉でも、書いてみることで、気持ちにそっと居場所ができることがあります。レターセットは、胸にしまった想いを言葉にしたいときに選ばれています。

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