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10年付き合った彼を捨てて乗り換え結婚した後悔|元彼と比較し続ける30代女性の話

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結婚した夫の言動を、毎日のように、別れた元彼と比べてしまう自分がいます。

10年付き合って情が深かった博明と、4ヶ月の浮ついた関係から乗り換えた幸雄。寡黙だけど家事を手伝ってくれた人を捨てて、よく喋るけど浪費癖の人を選んだ私は、結婚してから博明の良さばかりを噛みしめる毎日を過ごしています。

これは、27歳のときに「楽しかった」という気持ちひとつで10年の関係を手放した、30代女性の振り返りの話です。

📌 体験者プロフィール

年代・性別:30代女性(体験当時27歳〜31歳)

関連カテゴリ:結婚相手選びの後悔/元彼との比較/乗り換え結婚

体験形態:実体験ベース

体験時期:2010年代後半〜2020年代前半

結婚状況:結婚継続中(大喧嘩を経て改善)

※プライバシー保護のため、個人が特定されない範囲で仮名化・一部詳細を変更しています。

27歳のすれ違い生活と、10年付き合った博明との日々

地元岡山でパートとして、コンビニと医療事務の仕事をかけ持ちしていた27歳の頃です。当時の私には、10年付き合って2年ほど同棲していた彼氏がいました。仮名で博明と呼びます。

博明は同棲を始めてから運送業の仕事に就いていました。仕事はなかなかハードで、朝早く家を出て夜遅くに帰ってくることが多く、休みの日も疲れて寝ていることがほとんどでした。

同棲しているのに、平日はお互いの顔をほとんど見ない生活。寝ているか、家にいないか。一緒に住んでいるはずなのに、二人で過ごす時間がどんどん減っていきました。

10年の付き合いといえば、もう家族のような関係です。情はある、安心感もある。それでも、「寂しい」という気持ちは確かにありました。

男友達からの突然のメール、4ヶ月後の告白

そんなある日、大学時代の男友達からメールが届きました。久しぶりの連絡で、特に深い意味はなく、近況報告のような軽いやり取りから始まりました。仮名で幸雄と呼びます。

何度かメールを交わしているうちに、「久しぶりに会おう」という流れに。会ってみると話が弾み、とても楽しかったのを覚えています。それから、月に一回くらいのペースで会うようになりました。

最初は本当にただの「男友達との再会」でした。私には博明がいて、幸雄のことを恋愛対象として見たことはなかったのです。

ところが、再会してから4ヶ月後のことでした。夜、私の家の近くのコンビニで話している時に、幸雄が真剣な顔で言いました。

「彼氏と別れて俺と付き合ってほしい」

突然の告白でした。幸雄は私に彼氏がいることを知っていましたが、私のことが気に入ってしまって、どうにかして付き合えないかと考えていたのだそうです。

私は反射的に「彼氏がいるから無理」と即時に断ってしまいました。10年の関係を捨てる発想がそもそもなく、博明への情もありました。

ショックを受けた幸雄は、そのまま帰ってしまい、それから連絡が途絶えました。

半年後、寂しさから自分から送ったメール

幸雄からの連絡が途絶えてから半年が経った頃。相変わらず博明の仕事は忙しく、私たちのすれ違い生活は何も変わっていませんでした。

ふとした瞬間に、幸雄と遊んでいた頃の楽しかった記憶が頭をよぎるようになりました。気付いたら、自分から幸雄にメールを送っていました。

「元気にしてる?」

たった一言。でも、それを送る指先は震えていたと思います。

当然のように、その時は返信が来ませんでした。ガッカリしながら、また半年が過ぎました。

それでも諦めきれず、もう一度メールを送ってしまった私。すると今度は、思いがけない返信が来ました。

「元気にしてるけど何?どうしたの?」

その返信を見て、頭の中で何かが動き始めた気がします。そのまま会う約束を取り付けて、再会したその日に話し合いをしました。幸雄は静かに言いました。

「付き合う気がないならもう会わないでほしい」

それを聞いて、私は覚悟を決めました。

翌日、博明に別れを告げました。博明は私の話を聞いて、ひと呼吸置いてから言いました。

「そうか、わかった」

それだけでした。10年の関係が、そのひと言で終わったのです。

引き止められなかったことに、その時は安心したような、寂しいような、複雑な気持ちになったのを覚えています。

関連記事:「お母さんと結婚するわけじゃない」と軽く考えた27歳の結婚への後悔|50代女性の話

31歳の結婚と、始まった元彼との比較

博明と別れた後、同棲していたアパートを出て、実家近くのアパートで2年ほど一人暮らしをしました。31歳になって、幸雄の出身地である兵庫に引っ越し、めでたく結婚することになりました。

コンビニの仕事は辞めて、医療事務の仕事だけは岡山まで通いながら続けることに。引越し、結婚、新生活。あの時の私は、新しい人生が始まることに前向きだったはずでした。

ところが、結婚してからの日々は、想像していたものとは違いました。

ことあるごとに、博明と幸雄を比べている自分がいたのです。

博明は寡黙で、自分のことをあまり話さないタイプでした。会話が少なくて寂しいと感じていたのは事実です。でも、幸雄はよく喋る分、私には興味のない趣味の話を延々と続けてくるので、聞いていて疲れることがよくありました。

博明は休みの日に料理を作ってくれたり、ゴミ捨てに行ってくれたりと、家事に協力的でした。一方、幸雄は家事には非協力的で、どんな時でも私が全部やらなければなりませんでした。

そして、お金の使い方。博明は本当に欲しいものにしかお金を使わない人で、貯金がとても上手でした。幸雄は逆で、その場で欲しいと思ったものは何でもすぐに買ってしまう浪費癖がありました。

特にカメラのレンズやパソコンなど、高価なものをどんどん買っていく時期があり、毎月のカードの支払い金額が何十万も超えるのに、ギリギリでなんとか支払えているという状態が続くこともありました。

「この人、将来破産しないだろうか」

そう本気で心配することが、何度もありました。

決定的だった夫の「小姑のような指摘」

それでも、私は表立って文句を言わずに過ごしていました。我慢して飲み込む癖がついていたのかもしれません。

決定的に不満を感じるようになったのは、幸雄の細かさでした。

「テーブルに肘置かない」
「近所に出かけるからってサンダル履いて行かないで」

まるで小姑のような口調で、本当に細かいところをグチグチと指摘してくるのです。

博明はあまり私に文句を言うタイプではなかった反動もあり、聞くたびにイラッとしてしまいました。最初は「これくらいで」と笑い飛ばしていましたが、毎日続くとストレスが体に溜まっていきました。

それでも幸雄に文句を返すのも疲れることなので、私は黙って一緒に過ごしていました。

「結婚したのだから、合わせるしかない」

そう自分に言い聞かせる毎日でした。

関連記事:結婚相談所で1年交際した夫との結婚を後悔|交際時の優しさが消えた40代女性の話

爆発した夫婦喧嘩と、改善への話し合い

そんな日々が続いたある日のことです。仕事で幸雄よりも私のほうが帰りが遅くなった夜、家に帰り着くなり、幸雄に掃除の甘さを指摘されました。

私の中で、何かが切れる音がしました。

これまで溜め込んでいた不満が一気に押し寄せて、感情が爆発してしまったのです。泣きながら、これまで感じていた全ての不満を幸雄にぶつけました。

家事を全くやらないこと。浪費癖がひどくて将来が不安なこと。細かいところを小姑のように指摘してくるストレス。博明と比べてしまう自分が嫌になること。

幸雄もそれを受けて、私に感じていた不満をぶつけ返してきました。結婚してから初めての、本格的な大喧嘩でした。

ところが、お互いに溜め込んでいたものを全部出し合ったことで、何かが変わったのです。

相手が自分の何に不満を感じていたのか、これからどうやって改善していくべきか。冷静になった後、しっかりと話し合うことができました。

そして、お互いに気持ちを落ち着けて、そのまま仲直りすることができました。

この出来事があってから、幸雄は浪費癖を改めるようになりました。欲しいものがあっても、今後のことを考えて購入を我慢できるようにもなったのです。また、幸雄よりも私の帰りが遅い時には料理もしてくれるようになり、以前よりもだいぶ一緒に生活しやすくなったように感じました。

振り返って気付いた、結婚相手選びの本当の難しさ

今振り返ると、博明と過ごした10年が、私の中で当たり前すぎたのだと思います。

寡黙で会話が少ないこと、すれ違いで寂しいこと。そういう「不満」ばかりに目が行って、家事を手伝ってくれること、貯金を考えてくれること、私に細かい文句を言わないことの「ありがたさ」に気付けませんでした。

別れる前は、博明の不満ばかりが目立っていたのです。

それでも、私は幸雄との結婚を完全に後悔しているわけではありません。

大喧嘩を経て、お互いの不満を出し合って関係を作り直せたことは、博明とではできなかったかもしれない体験でした。10年の関係は安定していた分、深い話し合いを避けて通っていた部分もあったのです。

ただ、結婚相手選びは「目の前の楽しさ」だけで決められるほど単純なものではない、ということは、身をもって学びました。

10年の安定を捨てて、4ヶ月の浮ついた楽しさを選んだ27歳の私。あの選択を完全に間違いだったとは言いません。でも、もう少し慎重に考えてほしかった、と今でも思います。

関連記事:結婚寸前で浮気相手と知った30歳の後悔|優しい先輩に騙された1年間と20年後の学び

同じ後悔をしてほしくない、目の前の楽しさで大きな決断をしようとしているあなたへ

これから結婚や乗り換えを考えている人に伝えたいのは、二つだけです。

ひとつは、「目の前の楽しさ」で人生の大きな決断をしないでほしいということ。

長く付き合った関係は、当たり前になりすぎて良さが見えにくくなります。逆に、新しい関係は刺激的で楽しく見えます。でも、結婚生活は「楽しさ」だけで成り立つものではない、ということを忘れないでほしいのです。

もうひとつは、不満は溜め込まずに小出しに話し合うこと。

私のように、不満を溜めに溜めて、大爆発させてしまうやり方は、関係を壊すリスクが大きいです。今回は奇跡的に改善方向に向かいましたが、相手によっては、それで関係が終わっていた可能性もあります。

私はこの経験から、相手に不満を感じた時は、ためらわずに小さく話し合いの場を作ることが大切だと学びました。

10年を捨てた選択も、4ヶ月で乗り換えた選択も、今の私を作っています。

それでも、もし過去の自分にひと言だけ伝えられるなら、「もう少しだけ慎重に考えて」と言いたいです。

編集部より

この記事で効くのは、10年連れ添った博明の「家事を手伝う・貯金ができる・細かい文句を言わない」という良さが、当たり前になりすぎて見えなくなっていたことです。寂しさという不満ばかりが目について、4ヶ月の楽しさに乗り換えた——その良さに気づくのは、失ってからでした。長く続いた関係ほど、相手の価値は背景に沈みやすい。ただ救いは、溜め込んだ不満を大喧嘩で全部ぶつけ合い、そこから冷静に話し合えたことです。不満は爆発させる前に、小さく早めに言葉にしておくことが、関係を作り直す近道になります。

困った時の選択肢

【これから結婚や乗り換えを考えている方へ】
「目の前の楽しさ」と「長く一緒にいられる相手か」は、別の話。新鮮さに引っ張られて大きな決断をする前に、自分が本当に何を大切にしたいのか——婚活マッチングではなく、選び方のクセや「うまくいかない原因」に向き合う恋愛・結婚コーチングです。
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