「子どもは覚えてないし、あなたのお父さんはもう理解できない状態でしょ。意味ないじゃない」
義母にそう言われた瞬間、頭が真っ白になったのを覚えています。
これは、産後の慌ただしさの中で、夫や義実家との間に生まれたすれ違いに、何度も心が折れかけた私の話です。
📌 体験者プロフィール
・年代・性別:40代女性
・関連カテゴリ:結婚・離婚(結婚継続中・産後の夫婦関係)
・体験形態:実体験ベース
・体験時期:2020年代
・家族構成:夫、生後数ヶ月の子ども
※プライバシー保護のため、個人が特定されない範囲で仮名化・一部詳細を変更しています。
父が危篤になった夜、義母に言われた言葉
子どもが生まれてから、夫や義家族との関係がぎくしゃくすることが何度かありました。
その中でも「あ、無理かも」と強く思った出来事が二つあります。
一つ目は、私の父が危篤になった時のことです。
当時四ヶ月だった子どもを連れて実家へ行くか、義母に来てもらって子どもを預け、私だけ行くかで迷いました。父に一度も子どもを会わせていないこと、父にちゃんと報告したいという気持ちがあって、私は連れて行く方を選ぼうとしていました。
するとそれを聞いた義母が、こう言ったんです。
「子どもは覚えてないし、あなたのお父さんはもう理解できない状態でしょ。意味ないじゃない」
確かに、そうかもしれません。冬だったので、義母も寒い中四ヶ月の赤ちゃんを連れ回すことを心配したんだと思います。
でも、意味がないと言われたことが、父とのお別れを軽んじられているように思えて。腹が立ちました。
結局、移動も長いし、すぐにでも実家に向かいたかったので、義両親に子どもを預けて私と夫で実家へ行きました。
子どもの様子はLINEで送られてきました。嬉しそうに子どもの世話をする義母の写真を見て、モヤモヤした気持ちが消えませんでした。
やっぱり大変でも、子どもを連れて帰って父に会わせてあげればよかった。今でもそう思っています。
転職した夫と、平日ひとりで奮闘する日々
二つ目は、夫と週末の過ごし方について口論になった時のことです。
夫は子どもが生まれる前の月に、今の会社に転職しました。週末も家で仕事をして、自分の能力を上司や周りにアピールし、早く自分のポジションを確固たるものにすることに熱意を傾けていました。
でも私は、平日ずっと子どもと家で二人。
ベビーカーを押して出かけられる範囲には限界があるし、子どもが小さいから児童館や公園に行ってもそれほど長く遊べません。外食もままならず、毎日日中は子どものスケジュールに合わせて動いて、夜は夫が帰る前に晩御飯の支度をしていました。
週末90分の攻防、そして「家族なのに僕だけ置いてくのか」
私は週末に一時間半だけ、オンラインで仕事をしています。その時間は夫が子どもの世話をしますが、毎回終わった後はかなり不機嫌になります。
「疲れた」「どう扱っていいのか分からない」
そう言うので、「平日は私もそれぐらい疲れてる。週末半日でもいいからリフレッシュしたい」と訴えました。
ところが夫は「それじゃ仕事でいつまで経っても周りに追いつけない」と言います。
それなら私と子どもだけで一泊旅行に行ったり、新幹線でちょっと遠くに遊びに行きたいと言うと、今度はこう返ってきました。
「家族なのに僕だけ置いてくのか」
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「働いてないから僕の気持ちがわからない」という言葉
夫の仕事が大変なのは知っています。
でも、平日子どもが寝た後にダラダラYouTubeを見たり、週末も仕事をすると言いながらネットで買い物したり、義母と電話でおしゃべりしている姿を見ていると、夫の時間の使い方にも問題があると私は思っていました。
そのことを指摘すると、こう言われました。
「働いてないから僕の気持ちがわからない」
誕生日の攻防と、義母の「わがまま」発言
じゃあせめて、誕生日ぐらい自由な時間が欲しい。
そう思って、誕生日の二週間前から「その日は一人で出かける」と宣言していました。
ところが当日、「本当に一人で出かけるの? 僕だってお祝いしたいのに?」と言い出します。
夫は記念日は何もしたくない派なので、毎年誕生日になるとどう過ごすかで揉めてきました。もう揉めたくないから二週間前から提案しているのに、当日になって突然そんなことを言い出すので腹が立ちました。
結局、「好きにすれば」と夫が折れて、私は出かけさせてもらいました。
帰ると、夫からこう言われました。
「僕の母も、君はわがままだと言っていたよ」
その時、私の中で何かがプツッと切れる感覚がありました。
ああ、もう無理だ。私はこの家族といい関係を維持できないと感じました。
「もういい。じゃあ、もうどこにも行きたいって言わない」
そう夫に告げて、その日から夫とも義両親とも距離を取りました。
10日間の沈黙、そして夫との話し合い
それまでは毎日子どもの写真や動画を家族のLINEグループに送っていましたが、十日ぐらい何も送らず、週末も夫が何か提案するまで平日と全く同じ過ごし方をしました。
夫は何かおかしいと気付いたのか、子どもが寝た後に「何が不満なんだ?」と聞いてきました。
私は伝えました。二週間も前から伝えていた希望だったのに当日に難色を示されたこと。そもそも仕事だってやってみたらと背中を押してくれたのは夫なのに、毎週愚痴ばかりこぼすこと。家で夫が仕事をしたいなら私は構わないのに、私の自由を夫が制限すること。そして、これらのことが「嫁のわがまま」で片付けられたことにも腹が立つと。
夫が転職をしたのは、前の会社の経営状態が突然悪化したことが原因で、夫は転職を渋っていましたが、私が転職を強く勧めました。結局、子どもが生まれた一ヶ月後に夫の元同僚たちはほぼ全員リストラにあったので、転職して良かったし、私も私ができる範囲のサポートをしたつもりです。
自分がやってきたことは取るに足らないことだったのか。自分だけが家族の中で要らない人間のような気持ちになり、本気で離婚を考えました。
結局、夫は話し合いの後に考えを改めてくれて、今は子どもの世話にかなり積極的になりました。義両親との関係も、少しずつまた改善しています。
ただ、相手が変わってくれたことに私も感謝をして、自分の言動も反省しなければならないなと思っています。
夫婦のすれ違いに疲れているあなたへ
「意味ないじゃない」と「わがまま」。二つの言葉には、どちらも「相手の事情を優先し、私の希望を軽く扱う」という同じ根っこがありました。
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一日の終わりにひと息つく時間を持つために、入浴剤やバスソルトを取り入れている人も増えています。

