PR

実家を出られない後悔|地獄のような同居生活に今も耐える30代女性の話

子育て・家族の後悔体験談アイキャッチ|人生の後悔リアル図鑑 子育て・家族の後悔
この記事は約12分で読めます。

今も、実家にいます。

三十代になって、まだ親の家から一歩も出られていない。それが、私の人生でいちばん大きな後悔です。

安らげるはずの家で、私は毎日、息を潜めるみたいにして暮らしてます。物音がするたびに肩がびくっとして、なるべく誰とも顔を合わせないように、そっと自分の部屋にこもる。

これは、逃げ出すタイミングを何度も逃してきた、私の話です。

📌 体験者プロフィール

年代・性別:30代女性

関連カテゴリ:子育て・家族(実家暮らし・自立)

体験形態:実体験ベース

体験時期:現在進行形

関連状況:時短勤務(持病あり)

※プライバシー保護のため、個人が特定されない範囲で仮名化・一部詳細を変更しています。

同じ家で、気配を消して暮らしている

うちには、ちょっと言葉を選ぶのが難しいくらい、身勝手な家族がいます。

同じ屋根の下にその人がいる、というだけで、家の中の空気がどんよりと重くなる。うまく説明できないんですけど、澱んでるんです、ずっと。空気の重さって、こういうことを言うんだなって、この家で覚えました。

だから私は、自分の家のはずなのに、いつも神経を張りつめてます。廊下を歩く足音、ドアの開く音、それが聞こえるだけで心臓がドッと鳴る。今どこにいるんだろう、こっちに来るのかな、って、無意識に耳だけがそっちを追ってる。

関わらないのがいちばんだと分かってるから、気配を消して、部屋の中でじっとしてる。自分の家で、まるで居候みたいに小さくなって。ドアの向こうで音がやむまで、なんとなく息を止めてる自分に気づいて、ああ、これが日常になっちゃったんだな、と思うんです。

家の外も、静かじゃない

しんどいのは、家の中の人間関係だけじゃなくて。

一歩外に出ても、というか、部屋にいても、近所からしょっちゅう奇声が聞こえたり、耳障りな音が響いてきたりするんです。窓を閉めても、隙間から入ってくる感じで。

家の中でも気を張って、外の音にもびくつく。内からも外からも、常に何かに神経を削られてる感じなんです。朝、目が覚めた瞬間から、夜、眠りにつくまで。心が休まる時間が、一分一秒もない。

眠る前くらい、せめて頭を空っぽにしたいのに、それすら許されない。こんな環境で、まともな精神状態を保ってること自体、もう奇跡なんじゃないかって、たまに本気で思います。

出ていけない、いちばんの理由

じゃあ、なんでそんな家にいまだにいるのか。

理由は、身も蓋もないんですけど、お金です。言い訳なのは分かってます。分かってるんですけど。

私はいま、塾講師の仕事を時短で続けてます。勤務は夕方の四時から、六時半とか、遅くても八時まで。フルタイムで働いてる人に比べたら、当然もらえるお給料は少なくて、毎月、手元にはほとんど何も残らない。

この収入だけで家を借りて、一人で生活を回していくのは、電卓を叩くまでもなく無理なんです。敷金礼金みたいな初期費用があって、そこに毎月の家賃、光熱費、食費。一つひとつ足していくと、数字を見ただけでため息が出る。今の貯金と稼ぎじゃ、一歩を踏み出す勇気なんて、どこからも湧いてこない。

覚悟が、あと一歩で出てこない

本気で家を出ようと思ったら、今の暮らしを丸ごとひっくり返すくらいの覚悟がいります。

まず、時短の働き方を見直して、もっと働いて稼がなきゃいけない。でも、長い時間働くのは、体にも心にもすごく負担で。そもそも持病があるから時短にしてるので。無理をすれば、たぶん、今よりもっと動けなくなる。それが分かってるから、簡単に「フルタイムにします」なんて言えない。

ただでさえ、この家にいるだけでエネルギーを吸い取られてるのに、そのうえ生活の土台を一気に変えるなんて。決意も体力も、全然足りてないんです。

もし引っ越して、お金が回らなくなったらどうしよう。行き詰まって、結局この家に出戻ることになったら。そういう最悪の想像ばっかりが、いつも頭の隅に居座ってて、あと一歩が出ない。出ないまま、ずるずると、この家に耐え続けてる。抜け出したいのに、抜け出せない仕組みの中で、ぐるぐるしてるんです。

夜になると、あの頃の自分を責めてしまう

――あの時、まだ少しは心に余裕があったはずなのに。どうして、無理してでも出ていかなかったんだろう。

夜、近所の音とか、家の中の嫌な気配を感じながら、私はいつもそう思って、自分を責めます。

もっと若い頃に、あるいは今より収入が安定してた時期に、思いきって飛び出していれば。きっと今ごろは、自分だけの静かで安全な場所で、人間らしく暮らせてたはずなんです。誰の足音にもびくつかないで、ただ普通に眠れる部屋で。

あの時のぐずぐずが、今の自分をこんなに苦しめてる。過去の自分の判断の遅さが、そのまま今の苦しさになってる。そう思うと、自分への苛立ちと情けなさで、胸が潰れそうになる。

それでも、イギリスに行きたい

そんな毎日の中で、唯一、私の心を支えてくれてるものがあって。

イギリスに行きたい、っていう憧れです。

もともと、イギリスの自然とか、動物とか、古い文化とか、英語そのものが、昔から好きで。ハリー・ポッターの世界に浸って、静かな部屋で本を読んでる時間だけが、この現実からちょっとだけ逃げられる、たった一つの避難所なんです。ページをめくってる間だけは、この家のことも、外の音のことも、少し忘れていられる。

もしいつか、この家から解放されて自由になれたら。いつか必ずイギリスの土を踏んで、豊かな自然の中で動物と触れ合って、デジタルからも離れて、静かに暮らしたい。その夢だけが、今の私を生かしてくれてる。

でも現実を見れば、パスポートの手続きも、渡航のお金も、そもそも日々の生活費すら、重くのしかかってくる。人の嫌なところばっかり見えてくる今の場所にいると、夢の国までの距離が果てしなく遠くて、余計に自分の惨めさが際立ってしまうこともあります。

関連記事:野球部に入って後悔した中学時代|好きだった野球が部活で嫌いになった30代男性

現状維持は、安全じゃなかった

この実家暮らしの後悔から、一つだけ、はっきり分かったことがあります。

環境を変えるのが怖くて、その場にとどまる方を選び続けると、結局、それ以上のものを払い続けるはめになる、ということ。

お金がないから、覚悟が決まらないから。そう理由をつけて先延ばしにしてる間にも、私の時間と、心の健康は、静かに、でも確実に削られていってる。何も起きていないように見えて、その実、毎日ちょっとずつ、目減りしていってるんです。

動かないでいることは、安全なんかじゃなかった。むしろ、じわじわと自分をすり減らしていく選択だったんだって、今になってようやく、身にしみて感じてます。

答えはまだ出てないし、明日いきなり家を出られるわけでもない。それでも、この後悔だけは、書き留めておきたかった。同じように、動けないまま自分を責めてる人が、どこかにいる気がして。

関連記事:我慢して我儘な友達と続けた20代の後悔|50代女性が学んだ人間関係をリセットする勇気

実家を出たいのに、動けずにいる人へ

現状維持は「何も起きていない」顔をしていますが、その裏で毎日ちょっとずつ、時間と心を削っていきます。

動けないのは意志が弱いからではなく、お金と体力と恐怖が絡み合った仕組みの中にいるからで、その仕組みは一人で睨んでいてもほどけないことが多いものです。

まずは今の状態を、外から一度言葉にしてみるところからでも構わないと思います。

困った時の選択肢

【今いる場所がつらくて、でもどう動けばいいか分からない方へ】

いきなり引っ越しや働き方を変えなくても大丈夫です。「今の家がしんどい」「でも動けない」——その気持ちを一度だけでも誰かに話すと、絡まった糸が少し見えてくることがあります。

 → オンラインカウンセリング cotree(気持ちを話して整理する)

そのほか、状況に合わせて選べる窓口もまとめておきます。

・まず自分の気持ちを整理して、動くきっかけをつかみたい

 → 心のAIパートナー【Awarefy】(自己理解・セルフケアアプリ)

・今の働き方を変えずに、在宅で収入を少しずつ足したい

 → 在宅ワーク求人サイト【ママワークス】

・いつか行きたい場所のために、今いる部屋からでも英語に触れておきたい

 → 大人の英会話倶楽部(オンライン英会話)

公的な窓口としては、よりそいホットライン(0120-279-338・24時間・生きづらさ全般の相談)や、厚労省「まもろうよこころ」が、無料で相談に乗ってくれます。

読みたい気分のときは、気になった一冊を、まず無料で試す方法もあります。物語の中に逃げ込む時間が、いちばんの避難所になることもあるので。

・読んでみる

 → Kindle Unlimited(30日間無料体験)

・聴いてみる

 → Audible(30日間無料体験)

家の中に安らげる場所がないなら、部屋の片隅にだけでも、一日の終わりにほっと一息つける香りを置いておくのもいいかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました